セカンドオピニオン言い出しにくい問題と解決法

アメリカからセカンドオピニオンを取る方法を調べていますが、それ以前にセカンドオピニオンを取りたいと言い出しにくいと感じている人も多いと思います。

僕なりに考えた問題の原因と解決法を紹介したいと思います。

まずセカンドオピニオンを取ろうとしたら、紹介状やレントゲンなどの画像情報、病理検査のスライドなどが必要になります。それらは主治医に用意してもらうのですが、お願いする事に躊躇してしまう。なぜか?それはセカンドオピニオンを取ると言う事は主治医の診断に対して疑念を持っていると言う意味が含まれているから。
極端な言い方をすれば主治医が信用出来ないと言う意味にも繋がる。

その後に手術などが控えていれば、医師との信頼関係を崩したくないとも思いから遠慮してしまう場合も有ると思う。

 欧米の場合は対等な立場でお互いの主張をした上で信頼関係が成り立つと言う様な話もよく聞くけど、日本の場合はどうしても対等には成りづらく、上下関係を意識せざるを得ない。これは病院に限らず社会全体の価値観と同じだと思う。社会全体とは「自分以外のみんな」ではなく「自分を含めたみんな」の事で、突き詰めれば自分自信の問題なのかも知れない。

この前一人称問題と言う記事を書いたけど、良くも悪くもそれが日本の文化であり特徴だと思う。この社会では、下の立場の者が上の立場の者へ疑念を持っていると言う意味合いの事を伝えるのは、対等な立場の場合とは使うエネルギーが違う。

僕はお医者さんは偉いと思う。年齢などは関係無くみんな偉いと思う。沢山の人の命を救う人は絶対に偉い。だから僕は医師に対しては下の立場からしか物が言えなくなってしまう。

仮に医師の方が全く意識していなかったとしても、自分だけが一方的に遠慮してしまう場合も有ると思う。

だからセカンドオピニオンを取りたいと言いづらい。この問題は解消しにくい。

そんな日本文化の中でもこれならセカンドオピニオンを取り易くなるのではと、思いついた方法がある。

僕のアイデアは診療情報の提供は病院の事務員などが必要に応じて行い、提供の有無は医師には伝わらない仕組みを構築してもらう事。

これが可能ならセカンドオピニオンを取る人は増えるんじゃんないかと思う。

とは言えコストとメリットを天秤にかけるとやっぱり現実的では無いんでしょうか?

ケンモクタカトシ

見目隆俊(ケンモク タカトシ)と申します。 グラフィックデザインの仕事を生業としていた時もありましたが、現在は色々やってどうにか暮らしてます。 若い頃はモトクロスにどっぷりハマっていました。オーストラリアに住んでモトクロスレースに出たりもしていました。 (ただのアマチュアライダーです) 現在左足大腿部に高分化脂肪肉腫(硬化型)という病気があり治療中です。

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